ビリー・バンバン50周年唱 脳出血乗り越えた兄・孝「あと50年!」
兄弟フォークデュオ「ビリー・バンバン」が12日、東京国際フォーラムで50周年記念ライブを開催した。大病を乗り越えて元気にステージに立ち、50年分の感謝を歌に乗せてファンに届けた。
1969年のデビューから50年。2014年に兄の孝(74)が脳出血、弟の進(71)が大腸がんを患うなど、道のりは平たんなものではなかった。
進は兄を見つめて「5年たってもお兄さんとここで歌えている。こんなうれしいことない」としみじみ。左半身マヒが残る孝は車いすでの歌唱となったが「うれしいねぇ」と喜びもひとしおで、節目の年を迎えて「もう一回デビューする感じかな。あと50年!」とギアを入れ直した。
俳優の石坂浩二(77)も50周年を祝福しに駆けつけ、石坂が作詞を手がけたヒット曲「さよならをするために」を3人で歌唱。歌い終えた孝は「この曲に助けられた。石坂さん!大好きです」と絶叫していた。