大津の事故から1週間後…公園内の園児に車突っ込む 守った保育士右足骨折
滋賀県大津市の交差点で車同士が衝突し、保育園児らの列に突っ込んで16人が死傷した事故が8日に起きたばかり。1週間後に再び同様の事故が発生した。
千葉県市原市五井中央西の公園で15日午前10時25分ごろ、遊んでいた保育園児5人と女性保育士2人の近くに乗用車が突っ込み、このうち園児をかばおうとした女性保育士(30)が右足を骨折した。市原署によると、園児にけがはなかった。保育士が突き飛ばすようにして守ったという。
市原署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで同市の自称無職の泉水卓容疑者(65)を現行犯逮捕した。公園の向かいのコインパーキングで料金を払おうと停止した後、「ブレーキを踏んでいたが、車が急発進した」と供述している。
署によると、いずれも2歳の男児3人と女児2人が保育士と公園の砂場で遊んでいた際、泉水容疑者の車が車道を横切って縁石を乗り越えて突入。車道と公園を隔てるチェーンを渡す柱1本が根元からなぎ倒され、砂場を囲むフェンスも大きくひしゃげていた。
保育園の運営会社の担当者は「いつも園児が散歩している公園なので、本当に驚いた。とにかく子どもたちが無事で、本当に良かった」とほっとした様子。子どもが同じ保育園に通う男性は、迎えに来た際に「保育士さんが守ってくれたということで良かったです」と言葉少なだった。