大ブレイク俳優・小手伸也の名前が演劇の演出用語に?「小手る」が意味するもの
NHK大河ドラマ「真田丸」やフジテレビの月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」、「SUITS/スーツ」でブレイクした遅咲き俳優・小手伸也(こて・しんや=45)が17日放送のフジテレビ系「ダウンタウンなう」に出演し、自分の名前が演劇の演出用語になっていることを打ち明けた。
大学の同級生で俳優の山崎樹範と村上大綬によれば、「劇団 新感線」の現場では「小手みたいに人の演技をつぶしてまで余計な演技をすること」を、「小手る」と呼んでいるという。
小手が日本を代表する劇作家、演出家の野田秀樹氏の舞台に2作連続で出演した後、別の野田作品を見に行って出演していた古田新太や中村勘九郎と飲みにいったところ、勘九郎に「あなたが小手さんですか?稽古場で小手さんの名前が出てますよ」と言われたという。小手はその理由を「小手みたいな芝居をするなっていうのがダメ出し用語になってたらしい。僕が全く存じ上げない現場で、僕の名前が演出用語になってるっていうのを古田さんとかから聞いて、串カツ屋さんで泣きました」と説明した。
野田氏からは「なんでお前だけ前ぎりなの?」としかられたこともあるといい、「(前ぎりとは)客席の方を向いて芝居する。小ネタみたいなのをぶっこんだり。良かれと思ってやってたんですけど、すごく煙たがられたっていう…」と反省。
「小手る」芝居を改めたところ、今度は古田から「面白くなくなった」と指摘され、「僕はそこでもうパニックですよ。どっ、どっちが正解だったんだ!?」と、恐慌を来したと振り返っていた。