RG 「あるある」の次は講談に挑戦 落合氏に扮し中日“消えた完全試合”ネタに
お笑いタレントのレイザーラモンRG(44)が18日、京都市内でよしもと祇園花月の「おかげサマー!キャンペーン」をPRした。同劇場の8周年公演の一環として、6月29日に「令和元年!RG、講談始めます!」と銘打ったイベントを開催。新境地の講談に挑戦することを明らかにした。
「あるある」の次は、神田松之丞のブレークで注目が集まる古典芸能に目をつけた。プロ野球・中日元監督の落合博満氏に扮(ふん)し、2007年の日本シリーズ第5戦での“消えた完全試合”を講談化。講釈台をたたく張り扇(おうぎ)の代わりに、バットで机をバンバンする。
「実は…山井のマメがつぶれていたのでありました」。落合氏仕様のメガネをかけ、早くも名調子を披露。ちなみに、ドラゴンズのウィキペディアをそのまま読んでいるという。今年のR-1予選でネタ下ろしし、笑いゼロで3回戦敗退したが「講談ファンからアドバイスが来た。(講談師の)里見まさと師匠にも、おしゃべりの練習になると言われた」と全くめげない。
動画投稿サイトなどで「あるある」を披露したいRGだが、十八番の歌ネタが権利関係の壁に阻まれる。「講談はYouTubeでもいろいろなことができる。一生楽しめる」と“フリー素材”の新ジャンルに期待を寄せた。落合氏の長男・声優の福嗣がネタ動画をリツイートしたことで、落合家の許可を取ったと主張する。
8周年公演で共演する浅越ゴエ(45)は「RGのあるあるも、最初はこんな感じ。長い時間をかけて形になった」とエールを送る。「お客さんにお金を払ってもらって、試させてもらっている。いろいろ試せる祇園花月で試させてほしい」と、実験的なネタに挑戦し続けるRG。愛着のある舞台での観客の反応が、今後の試金石になる。