高須院長 鳩山元首相に苦言「軽い発言を多発」 丸山議員の辞職勧告は「いじめ」
美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(74)が20日、ツイッターを更新。北方領土問題に関して「戦争しないとどうしようもなくないか」などと元島民に対して発言し、日本維新の会を除名された丸山穂高衆院議員(35)について、「歴史を知らない世代の右傾化がこの国を動かすとしたらとても恐ろしいこと」とツイートした鳩山由紀夫元首相(72)に違和感を示した。
鳩山氏は19日に「北方領土を戦争で取り返すしかないと発言した丸山穂高議員の議員辞職勧告決議案に自民党は反対するようだ。その理由は議員の身分は重いとの由」と経緯を踏まえ、「議員の身分が重いにも拘(かかわ)らず余りにも軽い発言が多過ぎるのではないか。歴史を知らない世代の右傾化がこの国を動かすとしたらとても恐ろしいこと」とツイートしていた。
一夜明け、高須氏は鳩山氏の投稿を取り上げ、「僕は元総理の発言のほうが現役議員の発言より重みがあると愚考しております」と皮肉を込めてツイート。返す刀で、「何故鳩山由紀夫先生は軽い発言を多発なさるんですか?軽い発言するために議員を辞められたんですか?」と、鳩山氏に苦言を呈した。
“戦争発言”で国内外から批判や非難を受けている丸山議員はこの日、改めて議員を辞職しないことを強調。国際情勢に照らしても、あまりにも重い発言をした丸山議員と、議員辞職勧告決議案に対して消極的な自民党に対して危機感を募らせる鳩山氏に対し、高須氏の姿勢は対照的だ。
高須氏は19日のツイートで「これ、いじめに見えます。今の議員さんは昔の議会で反戦を唱えた議員さんをいじめたのを反省してないんですか?辞職させるのは選挙民の特権です」と、戦前に反戦を訴えた議員の立場とは相反すると思われる丸山議員を同列に重ね合わせて、野党の姿勢を批判している。