木村進さん 家族のことも最期は分からず…妹・龍子さんが明かす
19日に腎不全のため68歳で死去した元吉本新喜劇座長で喜劇俳優の木村進(きむら・すすむ、本名同じ)さんの通夜が21日、大阪市内でしめやかに営まれた。二代目博多淡海さんを父にもち、23歳の若さで新喜劇座長に就任した木村さんとの別れには、名コンビとしてファンを沸かせた間寛平(69)、池乃めだか(75)、元吉本新喜劇座長で元大阪市議の船場太郎氏(79)ら関係者100人が参列した。
木村さんの最期をみとった妹・龍子さんによると、木村さんは数年前から施設暮らしだった。施設から異変を伝えられ、急いで駆けつけたが、木村さんは龍子さんのことも分からず、「頭が痛い」と繰り返したため、大阪市内の病院に救急搬送された。19日に新喜劇女優・楠本見江子(72)らが見舞った後に息を引き取った。
正月には木村さんにお年玉を持っていくなどした寛平については「感謝しかない」と涙。遺影は、龍子さんが「男前に撮れてるんでは」と選んだ20代後半の1枚だった。