逮捕の田口淳之介容疑者、自宅から乾燥大麻 “内縁”小嶺麗奈容疑者も常習性の疑い
アイドルグループ・KAT-TUNの元メンバーで歌手の田口淳之介容疑者(33)と、同居していた女優・小嶺麗奈容疑者(38)が22日、大麻取締法違反容疑(所持)で厚労省関東信越厚生局麻薬取締部に現行犯逮捕された。情報を得て内偵を進めていた同部が、午前から東京都世田谷区内の両容疑者の自宅を捜索し、乾燥大麻などを発見した。同部は2人が内縁関係にあったとみている。認否は明らかにしなかった。常習性があったとの疑いを強め、取り調べる。
KAT-TUN脱退から3年、田口容疑者と長年の恋人とされてきた小嶺容疑者の姿が、留置施設への車移送というまさかの形で衆目にさらされた。
会見した同部によると、この日朝に2人の自宅マンションを家宅捜索。乾燥大麻数グラムや、大麻を砕くためのグラインダーと呼ばれる器具や巻き紙など、吸引用とみられる証拠品を発見した。「自宅に公然と置いてあった」という。
午後2時前に現行犯逮捕。容疑は、共謀し22日午後1時45分ごろ、自宅で数グラムの乾燥大麻を所持していた疑い。調べに素直に応じているというが、認否については「捜査中」として明らかにされなかった。
同部は2人が「内縁関係にあったとみている」と説明。田口容疑者の肩書きは株式会社「Immortal」の経営者、小嶺容疑者も同社社員として発表した。芸能事務所を共同経営しているとみられるが、これまでは公然の秘密のようにされていた2人の関係の詳細も逮捕によって明らかになる皮肉な結果に。
会見では田口容疑者と同じグループの元メンバーが17年に同じ大麻所持容疑で逮捕(不起訴)された件との関連を聞く質問もあったが、同部は「あれは警察の案件。関連があれば警察がやっていたのでは」とした。同部は状況などから常習性があったとみており、入手経路なども調べる。24日に送検予定。
夕方に2人は別々のワゴン車で、同部から警視庁東京湾岸署に移送された。報道陣や見物人など200人以上が集まり騒然となる中、田口容疑者はワゴン車の後部座席で、口元に笑みを浮かべているようにも見えた。信号待ちのため車が同部の前で1分以上停車し、猛烈なカメラのフラッシュにさらされ続けた。
田口容疑者はKAT-TUN脱退後も音楽活動を続けており、7月からはツアーを開催予定だった。小嶺容疑者は98年に公共広告機構の覚醒剤撲滅を訴えるCMに起用されたことがあった。