中村獅童 初音ミクは「どんどん上達」 一緒に宙乗りの野望も明かす
歌舞伎俳優の中村獅童(46)が23日、都内で南座新開場記念「八月南座超歌舞伎」(8月2日~26日、京都・南座)の会見を行った。
人気のバーチャルシンガー・初音ミクとの共演が見どころの「超歌舞伎」は、これまで、参加型イベント「ニコニコ超会議」内で公演を重ねてきた伝統と最新テクノロジーを融合させた演目。中村は初演当時、初めての感覚に戸惑いもあったそうで「セリフの間(ま)を合わせるのが難しく、深夜まで稽古した」と振り返った。
南座で挑戦したい試みについての質問に、「初音ミクさんと宙乗りをしたい」と野望を明かした。「でも女性なんで、嫌だって言われたらできないですけど」と言いつつ、「昨日もちょうど電話をして、説得してるんですけど、返事待ちです」とジョークで笑わせた。
また「ミクさんは、(回を重ねるごとに)踊りのかたさがとれて、しなやかになって、どんどん上達している」と感心し、「負けないようにします」と燃えていた。
期間中、リミテッドバージョンも上演し、配役を入れ替え、初演から「超歌舞伎」に出演、支えてきた、歌舞伎俳優・澤村國矢が主演を務める。