田口容疑者、大麻「使用」も認めた 一夜明けて逮捕余波広がる
大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕されたKAT-TUN元メンバーで会社経営の田口淳之介容疑者(33)と、女優をしていた同社社員小嶺麗奈容疑者(38)が、関東信越厚生局麻薬取締部の調べに対し、大麻の使用についても認める供述をしていることが23日、捜査関係者への取材で分かった。
大麻取締法には、大麻の使用を処罰する規定はないが、麻薬取締部は入手経路や使用の実態などを詳しく調べる。麻薬取締部は24日、大麻取締法違反(所持)容疑で2人を送検する。
捜査関係者によると、内縁関係にあった2人の自宅から見つかった乾燥大麻は、ポリ袋に入った状態だった。巻き紙など吸引するための用具があったことから、個人で使用する目的だったとみている。
また、逮捕から一夜、余波が広がっている。熊本市の大西一史市長(51)は定例会見で、田口容疑者が18年9月に就任していた「熊本ふれんず応援大使」を解任した。同市はデイリースポーツの取材に「今回の件で、大使自体のイメージも悪くなってしまった」として「-応援大使」の制度廃止も明らかにした。熊本は小嶺容疑者の出身でもある。
6月1日に東京・書泉グランデで開催予定だった写真集の発売イベントも中止となった。また、3日に田口容疑者が「源義経公東下り行列」に出演した岩手県平泉町では、SNSなどを差し替える対応を強いられた。
18年11月まで所属したレコード会社ユニバーサル・ミュージックは、CDや映像作品の出荷停止、デジタル配信の停止を発表した。