里見浩太朗 舞台版「七人の侍」断念も「こっちの方が素晴らしく良くなった」
俳優の里見浩太郎(82)が24日、東京国際フォーラムで、舞台「赤と黒 サムライ・魂」(25~31日)の公開稽古を行った。
今作は当初、巨匠・黒澤明監督の名作「七人の侍」を原作にした舞台「七人のサムライ~サムライ魂を永遠に~」として上演予定だったが、「映画との権利確認が間に合わない」との理由で4月中旬にタイトルや内容を変更。サムライたちの生きざまを描き、殺陣も盛り込んだ物語として上演することになった。
里見は変更について、「確かにあった。『誰でも知っていた作品をやる』と皆さんも、それで気持ちがグッと(上がっていた)。事情があって白紙になって、『サムライ・魂』を立ち上げた」と経緯を説明。
変更した当初は、「みんなが『やろう』という気持ちになるのに、時間がかかりました」とモチベーションの再燃に奮闘したことを明かしつつ、「稽古しているうちに、内容はこっちの方が素晴らしく良くなった。有名無名でいえば、こちらは無名ですが、内容は絶対、面白い」と手応えに胸を張った。初共演の京本政樹も「日数も限られていたので、先生の経験なさったものを詰め込んでいただいた」と信頼を寄せた。
他にジャニーズのユニット「ふぉ~ゆ~」の越岡裕貴、ジャニーズJr.内ユニット「MADE」の福士申樹、小川菜摘、お笑いコンビ・インパルスの堤下敦らが出演する。