女優の浅田美代子（６３）が２４日、都内で、昨年９月１５日に亡くなった女優の樹木希林さんが企画を手がけた映画「エリカ３８」（６月７日公開）の試写会舞台あいさつに出席。希林さんの話をしている最中に感極まって涙した。

　４５年ぶりの主演作となった今作では実年齢を２０歳以上詐称し、何億円ものお金を搾取するエリカと名乗る女性を演じた。希林さんは生前に２度、映画を見たといい、浅田は、「冗談ぽく『へたくそ～』と言ってたりもしてました」といじられたことを回想しながら、「いないのは寂しいですね」と残念がった。

　希林さん生涯唯一の企画作品に主演として携わり、浅田は「このようなギフトを与えてくれた希林さんに感謝してます。多くの方にみていただきたい。希林さんも喜ぶと思う」と語ると、瞳に涙があふれた。声を詰まらせながら、「急に感極まっちゃって、すみません」と涙を拭うと、会場から温かな拍手を受け、背中を押されていた。