霜降り明星 せいやが明かす解散危機…周囲に疎まれ陰口「いつでも辞めれた」
お笑いコンビの霜降り明星が23日深夜に朝日放送テレビで放送された「今ちゃんの『実は…』」(木曜、後11・22)に出演し、コンビ解散危機があったことをせいやが詳細に明かした。
番組では、「せいやが粗品に感謝している100のこと」として、相方・粗品(26)への感謝の思いを表した。100個目にせいやは「この世界に僕を誘って芸人にしてくれたこと」とあげた。せいやは「最初に思いついたけど最後にしました」と格段の思い入れがあることをほのめかした。その理由は、コンビを結成した経緯にあった。
せいやは、粗品が自身よりも2年早く芸人として活動していたことを述べ、また、自身が大学生のときに誘ってもらったことを明かした。せいやは「芸歴0日のやつが2年、3年やっている人と同期という扱いになったんです」と述べ、そのために周囲から「だれやねん、あいつ」と疎まれたり、「楽して入って来た」というような目で見られたという。せいやは「粗品は『オールザッツ漫才』で優勝したあとやったんで。皆が切磋琢磨しているところに入ったので」と孤立感があったことを語った。放送作家の中にも粗品に「解散したほうがいい」と進言する声もあったという。粗品は「言われました」と認めた。
せいやは「粗品がちょっとでも嫌なヤツやったらすぐに逃げてました。すごかったです」と話し、周囲の人間がせいやに聞こえるように「ただの大学生やろ」「やばかったなあいつ」と陰口をたたかれたことを振り返った。
共演者から「よう耐えたな」という声が上がると、せいやは粗品から「1年耐えてくれ」と言われたことを明かしつつ、「危なかったです。いつでも辞めれました」と心理的に追い詰められていたことを語った。
コンビは苦難を乗り越え、2018年M-1グランプリ王者に輝いた。