「貧乏芸人」 4歳で蒸発した父と26年ぶり再会 ニューハーフになっていた…

 “貧乏芸人”として売り出し中?のお笑いタレント・汐田パンダ(30)が26日、カンテレ(関西テレビ)で放送された「マルコポロリ!SP」に出演。父の蒸発で極貧だった生い立ちなどを語った。番組では4歳の時に蒸発した父親との接触に成功。26年ぶりの再会が実現した。

 パンダは東京・世田谷出身。4歳の時、父親が蒸発し、母方の祖母の家、といっても家の敷地内にある「物置」に、「母、兄と3人で住んでいた」という。自称「8畳1K」の物置。ここで高校3年まで暮らした。「母は今もここに住んでる」として写真も公開した。

 番組では、パンダの母親に取材。すると、母親が時々父親に会っていたという事実が判明した。そこで、父親の連絡先を入手し、接触を試みた。62歳になった父親「ノブ」さんは現在、仙台に住んでいた。

 スタッフが待ち合わせすると、現れたのはピンクのハイヒールに超ミニの黒いボディコンシャスなワンピース、豹柄バッグを手にしたセミロングヘアの人物だった。

 ノブさんは「正真正銘のお父さん」と自己紹介。ニューハーフになったいきさつなどを語り始めた。「本格的に(ニューハーフに)なったのは家出してから2~3年してから」。借金で「逃げている間」、銀行から追われ、裁判所からは通知が何十通も届き、「生きるのが嫌になった。『ノブ』をなくして、全部ゼロにしたかった」と女性として生きる決断をしたと説明した。

 パンダこと「俊(しゅん)ちゃん」のことは「何度も夢に見る」といい、「最後に行った後楽園の夢とか、江ノ島の水族館とか…」と4歳で音信不通となった息子の思い出を抱きながら生きてきたことを告白し、唇を震わせた。

 映像を見たパンダは「ちょっと…ウソのようですね」とパニック状態。番組収録終了後、「バクバクが止まらない。本当にビックリしました」と打ち明けた。スタッフが父親に会ってみたいか?と聞くと、「会ってみたい」と返答。仙台に向かい、父親と26年ぶりの再会を果たした。

 自宅で出迎えたノブさんは「ごめんね」「申し訳ない」「苦労かけたね」と抱きつき、パンダも「よかった、よかった」と受け止めていた。

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