坂上忍 丸山穂高氏の“絶妙な”2カ月休養にうんざり…月給130万円そのまま
元衆院議員で弁護士の横粂勝仁氏が28日、フジテレビ系「バイキング」に出演し、北方領土を戦争で取り返す是非に言及し、日本維新の会を除名された丸山穂高衆院議員(大阪19区)が「適応障害」との病名で2カ月の休養が必要とする診断書を24日に提出したことについて「2カ月という診断設定が絶妙」と分析した。横粂氏の説得力ある指摘に司会の坂上忍は「いつものことだけど、嫌になる」と、うんざりした表情を浮かべた。
横粂氏は「前提として医学の判断は尊重されるべき。現在、適応障害である人への誤解は避けたい」と前置きし、「でも、政治家は高度に公的存在。厳しくあるべき」と自身も国会議員だったことから正しく律せられるべきとの考えを述べた。
横粂氏は「野党からの議員辞職勧告決議案、与党からのけん責決議案の廃案狙いではないか」と分析。「6月26日が通常国会の閉会日。それから延長されても7月28日には現在の参議院議員の任期満了を迎えます。2カ月となってしまえば、議運委が事情聴取ができない。決議案の審議ができず廃案にならざるを得ない。逃げおおせる期間として絶妙な期間」と述べた。
丸山氏は実際に28日、衆院議院運営委員会の高市早苗委員長ら議運委代表者による聴取要請に対し、病気を理由に拒否した。
さらに横粂氏はもう一つのポイントして、「ボーナスと参院選」の関連を指摘。6月1日に在職する者はボーナスが支給されること、辞職しなければ一般の国会議員の給料月額129万4000円が支払われること、7月21日には参院選が控えていることを指摘。「6月1日に在籍すれば2カ月分以上のボーナスが支給されますし、毎月の歳費を議員を続ける限りもらえる」と述べた。
また、参院選が7月21日が有力で、8月4日説もあることに触れながら、2カ月の休養期間があれば参院選が終わって人々が丸山氏の騒動を忘れたころに復帰できることが考えられ、横粂氏は「冷却期間としてベストな2カ月」と指摘した。
坂上は「いつものことだけどいやになるわ、これ」とテーブルに両肘を付いて体をかがめ、うんざりした表情を浮かべた。