漫才師・横山たかしさんが死去 70歳 金ぴか衣装で「すまんのぉ」 やすしさんの弟子
大金持ちのおぼっちゃまキャラで人気を博した漫才コンビ「横山たかし・ひろし」の横山たかしさん(本名・山高孝)が1日午前3時51分、多臓器不全のため大阪市内の病院で死去していたことが2日までに分かった。同日、所属事務所が発表した。70歳、愛媛県出身。
横山たかしさんは48年10月6日、愛媛県生まれ。68年8月に師匠の横山やすしさんに弟子入りした。
71年ごろから荒唐無稽なホラを吹き笑いをとる“ホラ吹き漫才”をネタに取り入れていった。金ぴかの衣装で「大金持ちのおぼっちゃま」という設定のスタイルが確立したのは91年ごろで、「すまんのぉ」といった名ぜりふで人気を博した。
最後の舞台は昨年12月24日、スペース9での「松竹名人会」だった。
たかしさんの遺志で、葬儀は相方の横山ひろしや弟子ら、限られた人により営まれた。愛用の金ぴか衣装はひつぎに納められたという。後日、お別れの会が行われる予定。