よゐこ・有野 横山たかしさんの思い出…金ピカ“48億円の黄金製”車いす
「すまんのぉ~」などのギャグで笑わせ、大金持ちのおぼっちゃまキャラで、ホラ吹き漫才で人気を博した漫才コンビ、横山たかし・ひろしの横山たかしさん(本名・山高孝)が1日午前3時51分、多臓器不全のため大阪市内の病院で死去していたことが2日、分かった。70歳だった。
たかしさんと同じ松竹芸能所属のお笑いコンビ・よゐこの有野晋哉(47)と濱口優(47)は同日、所属事務所を通じてコメントを寄せた。
有野は、杖をついて劇場に入ってきたたかしさんに「舞台上がれるんですか?」と聞くと「車いす作ってん」と、舞台衣装と同じ金ピカの車いすを見せられた。
“48億円の黄金製”と主張していた車いすを、有野が「面白いですね」とほめると、たかしさんは「せやろー」とニカッと笑ったという。
「最後まで舞台に立つ憧れの師匠です。天国から言うてくれているんでしょうね『生きいよぉ~』。横山たかし師匠お疲れ様でした」と早すぎる別れを惜しんだ。
濱口は、松竹芸能の養成所時代に声をかけられたことを振り返り「養成所生だった僕らよゐこにも声をかけてくれる優しい師匠でした。いつも笑顔な師匠をこれからも見習って尊敬していきます。たかし師匠お疲れ様でした」と悼んだ。