元衆院議員でタレントの東国原英夫（６１）が２日、読売テレビ「八方・陣内・方正の黄金列伝」（後４・２５）に出演し、かつてビートたけしのお金を持ち逃げしたことがあったと明かした。

　東国原がたけしの門をたたき、一番弟子になった頃、２人はどのような関係だったのか。東国原の後輩、つまみ枝豆らが答えた。枝豆は「２回くらい破門になったことがあった」と東の素行が決してほめられたものではないことを述べた。

　枝豆は「たけしさんの計算もあると思うんですけど。（東国原は）２回くらい逃げてるらしいんです。金を持ち逃げしたりして。たけしさんは、帰ってきたら許してあげて笑いにする。（東国原は）それを分かってたんじゃないかな。大きなお金じゃなくて中途半端なお金ですから」と笑みを浮かべて振り返った。

　ＭＣの陣内智則が東国原に、「なんですかあのエピソード」と驚いてツッコんだ。

　東国原は「誰かに渡さなければいけなかったお金を、もう渡す必要ないだろうと。どうしようかと思ってパニくって京都に逃亡したんです」と記憶をたどった。「京都に行って京都のタワーホテルで部屋をとって」と話し、たけしのことが気になって生放送のチャンネルをつけた。するとたけしが「東！どこにいるんだ！ばか野郎！オレの金返せこの野郎！すぐ帰ってこい！明日中に帰ってきたら許すから」とテレビカメラを通じて東国原に帰ってくるように訴えていた。

　東国原は「許してくれるんだ」と思ってすぐに東京に戻ることにした。「翌日が師匠の浅草の公会堂でコンサートで。普通に（お金を）持って行ったら面白くないと思って、追っかけの人たちと同じハッピを着て『師匠！』と声をかけたんです」と楽しそうに振り返った。たけしは東国原を見つけて「お前！この野郎！何してんだ」と迫ってきたという。東国原は「みんな知ってるからドッカンドッカンうけた」と生放送で、東が逃げたことをたけしが明かしていたことから爆笑だったと話した。