横山ひろし「最後の最後に大ぼら」悲痛 相方たかしさん「漫才続けてや」“遺言”知る
「すまんのぉ~」などのギャグと大金持ちのおぼっちゃまキャラで人気を博した漫才コンビ、横山たかし・ひろしの横山たかしさん(本名・山高孝)が1日午前3時51分、多臓器不全のため大阪市内の病院で死去していたことが2日、分かった。70歳だった。同日、所属事務所の松竹芸能が発表した。通夜は1日、葬儀・告別式は2日に密葬にて執り行われた。後日お別れの会が開かれる。
相方の横山たかしさんを亡くした横山ひろしは所属事務所を通じて「松竹芸能で最長コンビ歴の漫才師として頑張っていこうな、と言ってたところなのに、最後の最後に大ぼらふかれました」と悲痛なコメントを寄せた。
ひろしはたかしさんを見舞った際、YouTubeで2人の漫才を見せた。うつろだったたかしさんがパッと元気な顔になり「さっ、舞台やで」と声をかけると「わかった、はいはい」と大きな声で返答。「ありがとう」とお互いに言い合い、別れたのが最後となった。
弟子を通じ「ひろし頑張れよ。漫才続けてや」との“遺言”を残した。この日の密葬で、始めて知ったというひろしは「日本一の漫才師であり、最高の相方でした」と、51年間コンビを組んだたかしさんとの突然の別れを嘆いた。
コンビ結成以来、大きなケンカが無かったといい「自分たちにしか出来ない漫才が出来て、本当に幸せだった。いい夢を見させてくれた」としのんだ。