関西の大御所ラジオDJ ヒロ寺平が引退発表「9月30日を持ってリタイアです」
関西の大御所ラジオDJのヒロ寺平(67)が3日、FMCOCOLOの「HIRO T’S AMUSIC MORNING」(月~木午前6・0)の生放送内で、9月30日で番組を降板し、ラジオDJを引退すると明らかにした。
この日の放送で「大切なお知らせをする日になりました。ヒロ寺平、引退します。FM802開局以来30年間走ってきましたが、9月30日を持ってリタイアです」と電撃発表した。
引退理由について、ラジオ業界を取り巻く環境の変化を挙げ「徐々に環境が変化し始めて、息苦しいものに変化してきた。関係各部署で、それぞれがどんな危機感を持って立ち向かっていくか。この1年、危機意識の持ち方に対する温度差を痛切に感じた」と説明。
さらに「温度差を埋める努力を精いっぱいやってきたが、なかなか温度差を埋めるまでにはいかなかった。だから、引退しよう。ここでスッパリ決めた、ということです」とした。
ヒロ寺平は85年(昭和60)に、ラジオ関西でDJデビュー。89年に開局したFM802の名物DJとして、浜村淳や道上洋三と並ぶ関西ラジオ界の“朝の顔”となっている。
現在は1局2波を持つFM802で、40歳以上の聴取者をターゲットにしたFM COCOLOに異動。2013年から同番組を担当している。