横山ひろし 相方・たかしさん死去に号泣「いい夢見させてくれた」
多臓器不全のため1日に70歳で亡くなった漫才師・横山たかし(本名・山高孝)さんの相方、横山ひろし(72)が3日、大阪市・DAIHATSU心斎橋角座で取材に応じ、「いい夢を見させてくれた。闘病も漫才も一生懸命頑張った」と号泣しながらたかしさんの死を悼んだ。
舞台上で、たかしさんが愛用した“48億円の純金製”車いすの横に立ったひろしは「カムバックすると思っていたが…」と無念の思いをにじませた。最後に見舞ったのは5月31日。「肩で息をして、点滴の針も通らない。顔を見るとつらいが、50年間のお礼を言いたくて手を握って話した。たかしは力一杯握り返してくれた」と振り返ると、言葉に詰まり涙があふれた。
2日に営まれた告別式では、ひつぎのたかしさんにトレードマークの“38億円純金製”衣装を着せた。赤いハンカチは最初、弟子がたかしさんの胸元に置いたが、ひろしがたかしさんの口にくわえさせ「すまんのぉ~」とネタを披露していた通りの姿で送り出したという。後日行われるお別れ会については「悪口をワーワー言いながら送りたい」と、愛情たっぷりに天国の相方を思いやった。