羽生九段、通算1434勝目で単独での歴代最多勝達成

 将棋の羽生善治九段(48)が4日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で指された第60期王位戦挑戦者決定リーグ白組プレーオフで、永瀬拓矢叡王(26)に勝利。公式戦通算1434勝目を挙げ、歴代単独最多勝となった。

 対局前には、先に入室して下座に座っていた永瀬叡王に、規定通りに上座に座るよう促した羽生九段。振り駒の結果、先手番となり、戦型は横歩取りとなった。

 積極的な指し回しで中盤から優勢を築くと、そのまま終盤も余裕を持って押し切る完勝。過去対戦成績3勝7敗と分が悪かった永瀬叡王に、大一番で力を見せつけた。

 終局後はやや疲れた表情で「難しい将棋だった」とポツリ。王手をかけてから、5月30日の対局で敗れていただけに、「今年に入ってから、目標にしていた。この前の対局では残念ながら負けてしまったので、今日達成できて良かったです」と安どの表情だった。

 羽生九段は1985年12月、15歳でプロデビュー。1996年に史上初の七大タイトル独占を、2017年には同じく史上初の永世七冠以降を達成した。5月23日には第60期王位戦挑戦者決定リーグ白組5回戦で谷川浩司九段(57)を破り、通算1433勝として故・大山康晴十五世名人の記録に並んでいた。

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