斎藤工 北大路欣也から監督業をほめられ赤面…「ふ、ふるえるようです」

 俳優の北大路欣也(76)が4日、都内で、1977年公開の映画「八甲田山」のトークショーに出席。当時の雪山での過酷ロケを振り返りつつ、映画ファンとしてイベントにゲスト参加した俳優の斎藤工(37)の才能をベタ褒めした。

 同作は、高倉健さんとともに冬の雪山で撮影。5時間近く雪の中で待機し、雪道を歩いたロケで顔が凍傷したという。過酷な自然と対峙し、役者として学ぶことも多かったといい「仕事上で、人生の上で大きなエポックになった作品」と思い入れの強さを明かした。

 この日のイベントには、斎藤もゲスト出演。北大路から「監督もやられていてすごいなと思っていますよ。出演者の魅力を120%捉えていらっしゃる」と監督としての才能を買われると赤面し、「ふ、ふるえるようです…。言葉が出ないです」と恐縮の言葉を次々並べて慌てふためいた。

 落ち着きを取り戻した斎藤は映画にかける熱い思いを告白。昭和映画に憧れ、業界に入った経緯を説明し、大御所のありがたい言葉を胸に「ただの映画少年が会わせて頂いたことが宿命。これからも映画と向き合っていきたい」と今後も映画作りに奔走することを誓った。

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