ますおか増田、横山たかしさん追悼 48億円純金車イスを発案 本当の値段も暴露
ますだおかだの増田英彦が4日夜、ABCラジオ「よなよな」に生出演し、所属事務所・松竹芸能の先輩で、多臓器不全のため1日に70歳で亡くなった漫才師・横山たかし(本名・山高孝)さんを追悼した。
1993年に松竹入りした増田にとって、たかしさんは「一番お世話になった師匠と言っても過言ではない」という関係だったという。若手時代から毎年お年玉をもらい、94年には末期がんだった父親の入院先の大阪市内の病院をサプライズで見舞ってくれたという。父の死去後は、増田だけでなく母親を心配し、年賀状を毎年出してくれるほど良くしてもらったという。
増田は父親のように思っていたたかしさんの高い声と口調をまねて、あえてしんみりせず明るくしのんだ。
『純金製の車イス』は増田の発案だったという。約5年前、たかしさんが腰を痛めて入院した際、増田が見舞うと車イス姿だったという。「ずっと立ってられんのじゃ」と言うたかしさんに、増田が「車イスで漫才したらええんちゃいます」と提案。「お客さんが引くやろ」と消極的だったが、「車イスを金色にしたらよろしいやん。金の車イスで出て行って、『純金の高級車じゃあ』って。(横山)ひろし師匠に突っ込まれるから、最後は逆ギレして怒って立ち上がったらええんちゃいますって。それで一礼して終わったら」とパターンを考案すると、「それ、おもろいな」と目を輝かせたという。
1年後、復帰の舞台で、ジャケット、ズボン、靴と金尽くしのたかしさんが金色の車イスで登場。「このワシの車イス、48億円じゃあ。腰痛めた理由はな、純金のジャケットが重すぎたんじゃ。38億円の衣装がなあ」とぼけて、爆笑を取った。最後は車イスから立ち上がり、拍手喝采だった。
たかしさんを助けた形の増田は、『48億円の純金製車イス』の本当の値段について「松竹芸能のマネジャーたちが、折り紙の金色を巻いただけやから、大体5000円くらいなんです」と暴露。『38億円の純金スーツ』は「5万円」で、金色の靴は通販で購入した「2500円の24・5センチのレディース」と明かした。