読テレ 性別探る問題企画の検証報告「認識欠如あった」 意識向上の研修会開催
大阪・読売テレビは7日、5月10日に夕方ニュース「かんさい情報ネット ten.」で放送した性別を探る企画が問題となった件で、局としての再発防止に向けた取り組みの現状報告を行った。
「当社番組における不適切な放送について」と題したリリースを出し、社内の「検証・再発防止検討チーム」が当該番組関係者の聞き取りを行い、経緯や背景を検証したと説明。問題点として、「セクシュアリティに関する認識の欠如」、「本人承諾さえあれば問題ないという認識の危険性」、「VTRチェック体制の不備」があったとした。
対策として「各曜日のレギュラー企画に関して、プロデューサーに加えてチーフプロデューサーなど管理職が重ねてチェックをするダブルチェックを行っています」「さらに、6月1日付で番組のチーフプロデューサーを2名に増員するとともに、第三者的に番組内容をチェックする管理職として『危機管理責任者』を配置しました」と報告した。
また、「セクシュアリティに関する全社的な意識向上のため」として、専門家を招いての研修会を開いたことも報告。「読売テレビでは、今後も再発防止に向けた対策に取り組み、視聴者の皆様からの信頼回復に向けて努めてまいります」としている。