木村太郎氏 カラテカ入江慎也には「相手を調べる義務がある」
ジャーナリストの木村太郎氏が7日、フジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」に出演し、反社会的勢力の忘年会に所属事務所を通さず芸人仲間を仲介し、吉本興業から契約を解除されたカラテカの入江慎也が相手について詐欺グループとは知らなかったとしていることについて、「入江さんはちゃんと調べなければいけない義務がある」と指摘した。
木村氏は「詐欺グループがなぜ忘年会やったか」と問題提起。「グループのメンバーのほとんどはどこかのマンションの一室で一日中電話を掛けている。自分達が反社会的な人間だということをよく知っている。それを一年に1回か2回か励まさなくちゃいけない。それには山ほど金を使うわけです。それに彼らは利用されたわけ」と日ごろ犯罪行為に関与している者たちを「慰労」する必要があり、そのために芸能人が利用されたと指摘した。
さらに木村氏は「これは刑法上の罪になるのかというと、恐らくならないだろうけど。社会的には非常に良くない。そういうことをするときに相手を調べなきゃいけないかどうかは判例がある」と反社会グループの集会に出演するときには注意しなければいけないとも指摘。
「詐欺グループの広告塔になった芸能人が訴えられたわけです。そういう仕事を引き受けるときは、芸能人のほうが相手の実態を調べる義務がある。だから入江さんはちゃんと調べなければいけない義務がある。相手は犯罪行為の一環としてやっているわけだから」と述べた。
さらに木村氏は「有名人が来て自分達のために歌を歌ってくれたら盛り上がるわけです。自分達がいいことをやっているんじゃないかと勘違いする」と危険性を訴えた。