大麻取締法違反の罪で逮捕され、５日に起訴されたＫＡＴ－ＴＵＮの元メンバー田口淳之介被告（３３）が７日、勾留されていた警視庁東京湾岸署から保釈された。田口被告と同居し、同罪で逮捕・起訴された元女優の小嶺麗奈被告（３８）も、田口と同額の保証金３００万円を納付、１６日ぶりに保釈された。田口被告は「申し訳ありませんでした」と大声で謝ると約２０秒間、地に頭をつけて土下座。前代未聞の劇場型謝罪で二度と犯罪に手を染めないことを誓った。

　小嶺被告は、田口被告が保釈される約１５分前の午後７時５分ごろ、東京湾岸署から保釈された。正面玄関から姿を見せ土下座謝罪した田口被告とは対極で、顔を見せることはなかった。

　同署裏口から関係者が運転しているとみられる黒のワンボックスカーに乗り、地下の駐車場から報道陣が待ち受ける地上へ。小嶺被告が座っていると思われる後部座席は厚いカーテンで仕切られ、無数のカメラのフラッシュがたかれても、影をのぞかせることすらなかった。

　小嶺被告は５日に田口被告とともに起訴され、同日、自身のみ保釈請求を出した。６日に保釈が認められ、この日になって保釈保証金３００万円を納付した。