田口淳之介被告 土下座20秒 大麻逮捕から16日ぶり保釈 地べたに額こすりつけ
大麻取締法違反の罪で逮捕され、5日に起訴されたKAT-TUNの元メンバー田口淳之介被告(33)が7日、勾留されていた警視庁東京湾岸署から保釈された。田口被告と同居し、同罪で逮捕・起訴された元女優の小嶺麗奈被告(38)も、田口と同額の保証金300万円を納付、16日ぶりに保釈された。田口被告は「申し訳ありませんでした」と大声で謝ると約20秒間、地に頭をつけて土下座。前代未聞の劇場型謝罪で二度と犯罪に手を染めないことを誓った。
元アイドルが衝撃の土下座謝罪で裏切り行為をざんげした。
謝罪と会釈をひとしきり終えた最後だった。「本当に申し訳ありませんでした!」と舞台で出すときのような大きな張った声を上げると、突然、膝を折り曲げ始めた。
両手とおでこを床につけると、そのまま約20秒間、大量のフラッシュを浴びながら土下座を続けた。逮捕された芸能人による保釈時の応対は、謝罪の弁やお辞儀が一般的。雨上がりの湾岸署に詰めかけた約100人の報道陣にも、前代未聞の土下座に衝撃が走った。
この日、保証金300万円を納めて保釈となった田口は小嶺被告が裏口から保釈された約15分後、正面出入り口から黒のスーツに黒ネクタイ姿で姿を見せた。送検時の感情が読み取れない表情とは違い、神妙な面持ちを浮かべると、「このたびは私が起こした事件で皆様にご心配をおかけし、心より深くおわび申し上げます」とファンや関係者に謝罪した。続けて、「金輪際、大麻など違法薬物、犯罪に手を染めないことを誓います」と大きな地声で宣言した。
7月5日から全国17カ所で21公演の全国ツアーを予定していたが、中止アナウンスもないまま。「しばらくの間、私自身の芸能活動は休止させていただきます」とあくまで活動休止を報告。今後の自身の在り方には、「しっかり更生し、罪を償い、一日でも早く皆様からのご信頼を取り戻せるように必死に生きてまいります。皆様からのご指導ごべんたつのほど、何卒よろしくお願い申し上げます」と最後まで「引退」を口にせず、反省後の復帰を示唆した。
土下座を終え車に移動する際には報道陣から、「小嶺さんとの関係はどうなりますか?」と内縁関係で同居していた小嶺被告との関わり方を問われたが、表情を変えることなく無言のまま車に向かった。途中にはファンから「頑張って」と声も飛んでいた。
全身全霊の謝罪も今後の生き方を誤れば意味がない。二度と裏切ることがないよう今後の生活が注視される。