新田真剣佑&永野芽郁 アニメ声優初挑戦 映画「二ノ国」高校生活躍の冒険ファンタジー

 アフレコに臨む新田真剣佑
 収録スタジオで笑顔を見せる永野芽郁
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 俳優の新田真剣佑(あらた・まっけんゆう=22)と女優の永野芽郁(19)が映画「二ノ国」(8月23日公開)でアニメ声優に初挑戦することが10日、分かった。過去に、洋画の吹替を一度経験している2人は、アニメに声を合わせるのに苦戦しつつも、初体験を満喫。俳優・山崎賢人(24)が声を担当する主人公の幼なじみ役を熱演した。永野は女子高生とお姫様の二役にも初挑戦。大作アニメ映画での旬の若手たちの声の演技も“聞き所”となりそうだ。

 アニメ声優初挑戦の2人が、10年の歳月をかけて構想された大作に新たなピースとして加わった。

 今作は車イスで生活する主人公ユウ(山崎)と親友のハル、2人の幼なじみでハルの彼女コトナが異世界である「二ノ国」に迷い込み冒険を繰り広げる青春ファンタジー。新田は負けん気の強いバスケ部の人気者ハル、永野は女子高生コトナと、「二ノ国」の姫・アーシャの声を担当する。

 新田は、米映画「パシフィック・リム:アップライジング」(18年)で自身が演じた役の吹替経験はあるが、アニメは初。4月中旬に収録を行ったが、「声だけで伝えなければならない難しさがありました」と正直な感想を語った。ただ、これまでにない経験は新鮮だったようで「とても楽しかった」と充実感もにじませた。ユウと共にコトナの命をめぐる究極の選択に迫られるハルには、「見習いたいぐらい真っすぐな人」と好感を抱くなど、物語も楽しんだようだ。

 一方の永野は米映画「キング・オブ・エジプト」(16年)のヒロイン・ザヤ役以来の吹替。アニメ声優と二役という2つの初体験に挑戦した。「ひとりで画面と向き合って演じるというのも不思議な感覚で体力を使ったという気がします」とアニメ独特の現場を振り返った。二役の演じ分けにはやはり苦労したようで「とても難しくて頭をフル回転させました」と告白した。

 女優としては学生など等身大の役が多いだけにアーシャ姫役に難しさを感じていたが、製作総指揮の日野晃博氏からは「お姫様の方が、声が合っている」と評価されたという。

 ジブリアニメ「おもひでぽろぽろ」原画の百瀬義行監督、久石譲氏が音楽を手掛ける大作に、2人の声色が彩りを加えていく。

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