藤井聡太七段、3期目の棋聖戦予選で1日2局勝利 1次予選決勝に駒を進める
将棋の最年少プロ・藤井聡太七段(16)が11日、大阪市の関西将棋会館で行われた第91期棋聖戦1次予選で東和男八段(63)、伊奈祐介六段(43)を連破。2次予選進出がかかる1次予選のブロック別決勝に駒を進めた。
午前10時から行われた2回戦で、初手合いだった47歳年上のベテラン・東八段を108手で撃破。昼食をはさんで行われた準決勝では、伊奈六段を95手で下した。
棋聖戦は将棋の8大タイトル戦のひとつ。豊島将之棋聖(29)に、渡辺明二冠(35)が挑戦する第90期の5番勝負が開催されている。
史上最年少でのタイトル挑戦、獲得記録がかかる藤井七段は、3期目の棋聖戦予選。前期は本戦トーナメント進出をかけた2次予選決勝で久保利明九段(43)に敗れている。
1日2局を制し「前期は進むことができなかった本戦を目指して戦っていきたい」と意気込んだ藤井七段。まずは幸先いいスタートを切った。