鳩山元首相が指摘「放射能五輪」欧米で命名 団体が声明「本部は関与していない」
鳩山由紀夫元首相が5月にツイッターで、東京五輪を「放射能オリンピックと命名」して開催を疑問視している団体として名前を挙げた核戦争防止国際医師会議(IPPNW)の日本支部が公式HPで、この活動に日本支部は全く関与しておらず、IPPNW本部からも関与していないとの回答を得たとする文面を掲載している。
同団体はHPで「核戦争防止の活動に賛同する64ヵ国の支部がゆるやかに連合する医師による世界的団体でございます」と説明。「『東京オリンピック・パラリンピック2020』について、『放射能オリンピック』とのキャンペーンは、IPPNWの支部の一つであるドイツ支部が始めた活動のようです」と伝えた。
ただし「これについてIPPNW本部において特段の議論が行われたことはありませんし、IPPNW本部からも本件活動に関与していないとの回答を得ました」と説明。「また、IPPNW日本支部としてはこの活動に全く関与しておりません。今後とも、IPPNW日本支部の活動にご理解、ご協力をお願い致します」としている。
鳩山氏は5月12日にツイッターで「既に東京五輪のチケットが売り出されたようであるが、例えばノーベル平和賞を受賞した核戦争防止国際医師会議は、放射能オリンピックと命名して放射能汚染リスクの残る東京でのオリンピック開催を疑問視している。日本では報道されないが、欧米でこのような動きが広まってきていることは理解すべきだ」と持論をまじえて投稿していた。