クリカンが弔辞 批判あったルパン声優は「先生に守られたおかげ」

 4月11日に肺炎のため死去した、人気アニメ「ルパン三世」の原作者で漫画家のモンキー・パンチ(本名加藤一彦=かとう・かずひこ)さんを偲ぶ会が14日、東京・青山葬儀所で営まれ、ルパンの声を担当するタレントの栗田貫一(61)や実写映画で銭形警部役を演じた俳優・浅野忠信(45)らが参列。栗田が弔辞を読み上げた。

 初代のルパン声優だった山田康雄さんから役を引き継ぎ、1995年の映画「ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス」からルパンを演じてきた。「弔辞という大役は重すぎるのではないかと、実は一度お断り申し上げました」と語り始めた栗田は、「先生から大切なルパン三世をお任せ頂いたとき、『(大役の)ルパン三世なんて…』と、お断りしたことから始まったことを思い出します。今もまだとても大役をこなしているとは思いませんが、きっと先生がお導き頂いたと思ってこの場に立たせて頂いています。先生はいつも笑顔でした」とルパンを務めた当時を回想した。

 ルパン役を引き継いだときは各方面から批判が上がったと打ち明けながら、先生からは、「何も心配しなくていいですよ、そのままでいいですよ」と優しく声を掛けてくれたことを思い返す。続けて、「先生に守られてきたから、きょうまで続けてこられたと思います。先生のすべてを受け入れる懐の大きさはルパン三世そのものではないか」と背中を押されたことに感謝が尽きなかった。

 先生からは峰不二子は初恋の女性がモデルだったという話を聞いたこともあったという栗田は、「『おっぱいが大きくてねっ、きれいな人なんだよ』って。先生、その人に会ってみたいと言ったら、先生が『会わない方がいいよ』っておっしゃってましたね」と思い出を振り返った。

 最後は、「いろんな話をしていただきました。あとはボクの胸の中におさめようと思います。これからもルパン三世を見守っていて下さい。先生、本当にお世話になりました。ありがとうございました。ルパン三世・栗田貫一」と結んでいた。

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