浅野忠信 銭形警部を意識して参列…モンキー・パンチさん偲ぶ会に
人気アニメ「ルパン三世」の原作者で4月11日に肺炎のために亡くなった漫画家のモンキー・パンチ(本名加藤一彦=かとう・かずひこ)さんを偲ぶ会が14日、東京・青山葬儀所で営まれ、ルパンの声を担当するタレントの栗田貫一(61)や、実写映画でルパンを演じた俳優・小栗旬(36)、銭形警部を演じた浅野忠信(45)ら約300人が参列した。
浅野は2014年公開の実写版映画「ルパン三世」に銭形警部役で出演。黒いハットをかぶり、“銭形警部風”の装いで参列した。浅野は「こういう格好で来てはいけないと思っていたんですけど、先生に銭形警部を感じてもらえたらなと思って、こういう格好で来ました」と説明した。
オファー当初、浅野は「次元(役)だと思っていた。僕はひげも生えているし、こんな感じだから次元かなって思っていたら、まさかのとっつぁん(銭形警部の愛称)だった」と次元大介と予想したことを明かした。最初は銭形を演じることに自信がなかったというが「先生が『とても良いよ』って言ってくれて、優しい笑顔とお言葉を頂いたんで、その後は自信を持って銭形警部を演じることができたので感謝したい」と思いをはせた。
モンキー・パンチさんとの思い出を「先生に(会って)緊張していたら、先生の方から『写真を一緒に撮ろうよ』って言ってくれたんですね。それが僕はうれしくて。まさか先生が写真を撮ってくれると思ってなかったんで、とてもうれしかったですね」と明かした。
懇親会では、ルパン三世のキャラクターをモチーフにした料理がフィギュアと共に並んだ。浅野は、「僕もファンですから、料理に関しては、一通り写真を撮りました」とモンキー・パンチさんとの、思い出を胸に刻んだ。