読売テレビ「ten.」 BPO審議入りで「重く受け止める」
読売テレビは14日、5月10日に放送した報道番組「かんさい情報ネットten.」(月~金曜、後4・47)内のコーナー企画「迷ってナンボ!」で、一般の人の性別を確かめる内容を放送したことについて同日、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が審議入りを決めたことを報告した。
同局は「一般の方に対し、体に触れたり保険証を確認したりするなど執拗に性別を確認するという、人権上、著しく不適切な取材を行い、放送いたしました」と説明。その上で「『かんさい情報ネットten.』がBPOの審議の対象となったことを重く受け止めております。BPOでの審議に対して真摯に協力してまいります。社内では既に再発防止の取り組みをスタートさせており、今後はその取り組みを更に深めてまいります」とコメントを発表した。
5月10日の放送回では、お笑いタレントが「常連客の性別が分からない」との飲食店員の依頼で、客本人に取材。胸のあたりに触れたり、身分証明書の性別を確認するなどした。週明けの同13日にキャスターらが番組内で謝罪。同コーナーは当面休止となっている。