AAA 5人でめちゃくちゃ頑張ります リーダー浦田逮捕後初ステージ全員で謝罪
男女6人組・AAAが15日、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで、ファンミーティングツアーの初日公演を迎えた。リーダーの浦田直也(36)が泥酔し女性に暴行した疑いで4月20日に逮捕され、無期限謹慎となって以降、グループとして初の公の場。謝罪の言葉と共に、「AAA5人でめちゃくちゃ頑張ります」と暫定の“新体制”で結束を誓った。
あろうことかリーダーの愚行でその名を汚されたAAAが、ケジメの再出発を切った。浦田が無期限謹慎となり、5人体制での初ステージ。集まった1万人から以前と変わらぬ大歓声を浴びた。
中盤のMCコーナー、従来は浦田が仕切ることが多かったが、マイクを握ったのは日高光啓(32)だった。「本当なら6人で全国を回って、みんなの元にお届けしたかったけど、それがかなわなくて本当に申し訳ないです」と、まずは不祥事による欠員を謝罪。「AAA5人でめちゃくちゃ頑張って、来て良かったなと思ってもらえるよう頑張りますので、よろしくお願いします」と続けて、全員で頭を下げた。
事件の影響で一時はツアー中止も危ぶまれたが、浦田を除く5人での開催を5月10日に発表。21公演で22万席が完売しているが、メインボーカルの浦田を欠くとあって歌唱パートやダンスのフォーメーションを変更。メンバーは1カ月間のリハーサルで新バージョンを体にたたき込み、最新曲「笑顔のループ」など11曲を披露した。
客席には6色のペンライトが揺れた。浦田のイメージカラー緑のグッズを手にするファンもいたが、謹慎中の浦田は会場のバックヤードにも訪れることはなかった。関係者によると、被害女性との示談は現在も交渉中だという。
本ツアーと8月17日の「a-nation大阪公演」は、5人での出演が確定している。この日、11~12月にかけて3年連続となるドームツアーを発表。ドームのステージに何人で立つか未定だが、AAAとしては歩み続ける姿勢を示した。