かつみ・さゆり バンクシーの作品保有…200万円で購入し現在は借金返済の希望
夫婦お笑いコンビ、「かつみ・さゆり」のさゆり(49)が16日、カンテレ「お笑いワイドショー マルコポロリ!」に出演し、借金が最高2億5000万円あったことを明かした。現在は1億7000万円を切るほどに減少したという。世界的に注目されているストリートアーティスト・バンクシーの作品を保有しており、この値段がつり上がることに大きな期待を寄せている。
さゆりは借金について、「1億7000万円から始まったんです」と話し始めた。「金利がどんどんふくらんで年間1000万円払っても足りなくて。金利だけで。だから元金がぜんぜん減らなくて。滞納したら滞納額に金利が付いてまた膨らんで」と振り返った。現在は1億7000万円を少し切っているという。
MCの東野幸司が、かつみ・さゆり夫妻がバンクシーの作品を4年前に200万円で購入して所有していることを紹介。「証明書も入った本物です」と述べた。
さゆりは「そうです」と応じ、「サイン付きです。サイン付きはなかなかないんです」と希少価値があることを訴えた。それゆえに、お金に困った時に売却を考えたという。さゆりは「オークションに出してたんです。オークション会社の『次のオークションの本』にも出てて、オークションに出ることになってった時に、バンクシーのシュレッダー事件があったんです」と述べた。
テロップが流れ、「シュレッダー事件」について、「1億5000万円で落札された直後、バンクシーが仕組んだ額縁のシュレッダーが起動し作品が裁断された事件」と解説があった。
同事件の影響を受けて「バンクシーの値段は倍以上に値上がる」と夫妻は聞いたそうで、かつみがオークション会社に電話して「戻しておくんなはれ!」とオークションへの出品を中心にしたことを明かした。現在の価値は800万円以上になっているという。
夫妻は芸術家の草間彌生氏の作品も所有。さゆりは「草間彌生さんの、だれも全然知らない時に13万円で買って冷蔵庫の上に置いていた」と話した。その後、草間氏がニューヨークである賞を獲得。夫妻は作品を90万円で売った。現在では草間氏の名声は世界的なものとなり、さゆりは「売らなかったら今、3500万円です。同じものが」と残念そうに話した。