愛之助 大河で今川義元 オファーに「白塗りしてるから?」
歌舞伎俳優の片岡愛之助が、俳優・長谷川博己(42)が戦国武将の明智光秀役を演じる2020年度のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」に駿河の今川義元役で出演することが17日、分かった。
この日、都内の同局で行われた出演者発表会見で新たに11人の出演者が出席。18年後期の朝ドラ「まんぷく」で長谷川と共演した愛之助は「麒麟がくるに出して欲しいな、一緒に芝居したいねと言っていた。本当にうれしい」と再会が実現したことを喜んだ。
今川義元役については、「白塗りして蹴鞠をしているイメージ」を持っている。制作サイドには、「(歌舞伎で)白塗りしているからですか」とオファーの理由を聞いたといい、「『まんぷくのイメージがあるから長谷川さんと一緒にならないから、この役になったんじゃないか』と冗談かもしれないけどおっしゃっていた。非常に楽しみにしております」と笑い、「(長谷川が)新しい光秀を作られるのでは。視聴者側の立場としても楽しみにしている」とエールを送っていた。
光秀の故郷・美濃のメンバーは、女優・木村文乃が光秀の正室・煕子(ひろこ)、南果歩が斎藤道三の側室・深芳野(みよしの)、村田雄浩が道三有力家臣の一人・稲葉良通、徳重聡が明智家に仕える家臣・藤田伝吾を演じる。
尾張では、檀れいが信長の生母・土田御前、佐々木蔵之介が藤吉郎(豊臣秀吉)、大和では、滝藤賢一が足利義昭を演じる。
京では、谷原章介が室町幕府末期の幕臣・三淵藤英、眞島秀和が光秀の生涯の盟友・細川藤孝、吉田鋼太郎が戦国武将の松永久秀に決まった。
大河ドラマ第59作「麒麟がくる」は、智将・明智光秀の謎めいた前半生に光をあて、「戦国時代」をはじめて4Kでフル撮影する。3月の会見では、ナインティナインの岡村隆史が農民役、高橋克典が織田信長の父・信秀役、沢尻エリカが道三の娘・帰蝶(濃姫)役で大河初出演することが発表されていた。