拳銃強奪 容疑者の父・関西テレビ常務が謝罪「いまだ信じられない」
大阪府吹田市で警察官が刃物で刺され、拳銃が強奪された事件で、強盗殺人未遂容疑で逮捕された飯森裕次郎容疑者(33)の父で、関西テレビの飯森睦尚(むつひさ)常務取締役(63)が17日、代理人の弁護士を通じて、報道各社に書面コメントを発表した。「心よりお詫び申し上げます」と謝罪。「いまだ信じられない気持ち」と胸中を伝えている。なお、同局によると、この日は出社していない。
直筆署名入りの書面で、飯森氏は「まずもって、重大な怪我を負わせてしまった警察官の方及びご家族さまに対し、心よりお詫び申し上げます。1日でも早く回復されることを心から祈っております」と謝罪。
「また、地域の方々をはじめ、多くの皆さまにも不安を感じさせることとなりました。大変申し訳ありませんでした。このような事態となったことについて、大変驚いており、いまだ信じられない気持ちがありますが、今後の警察の捜査にも全面的に協力する所存でございます」と思いをつづった。
関西テレビは「大変驚いています。詳細を確認中ですが、捜査の進展を見守りたいと思います」とのコメントを発表した。
飯森氏は2014年から同局の常務を務めており、19日に行われる株主総会で留任が見込まれていた。この日、飯森氏は出社していないという。
なお、事件が発生した16日には、大阪府警が公開した現場の防犯カメラに写っていた不審な男の写真について、「息子に似ている」との通報があった。