宝塚雪組・彩海せら「壬生義士伝」で新人公演初主演 客席からはすすり泣き

雪組新人公演「壬生義士伝」で初主演した彩海せら(右)とヒロインの彩みちる=兵庫・宝塚大劇場
雪組新人公演「壬生義士伝」で初主演した彩海せら(右)とヒロインの彩みちる=兵庫・宝塚大劇場
雪組新人公演「壬生義士伝」で初主演した彩海せら(右)とヒロインの彩みちる=兵庫・宝塚大劇場
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 宝塚歌劇団雪組新人公演「壬生義士伝」が18日、兵庫・宝塚大劇場で行われ、研4の彩海(あやみ)せらが初主演した。浅田次郎氏の同名ベストセラー小説を舞台化したもので、貧困にあえぐ家族を救うため盛岡南部藩を脱藩し、新撰組に入隊した下級武士の吉村貫一郎を描いている。

 初舞台から4年目の彩海には難しい役となったが、登場から体当たり。初主演とは思えぬ見事な歌と芝居で、グイグイと客席を「壬生義士伝」の世界に引っ張っていった。客席からはすすり泣きの声も。舞台では観客の泣き声はわからなかったというが、その事実を教えられ「安心しました。お客さまが吉村貫一郎さんについてきてくださったから」と、ホッとした様子を見せた。

 舞台中央を示す『0番』に立ったことには「いつも舞台に立っているけど、初めての場所。すごく明るくて、集中できる場所でした」と振り返った。その一方で「ふぁ~ってなってしまいました」と、初体験に笑みを浮かべた。

 雪組トップスターの望海風斗からは「自分の悪いところも役に乗せれば、人間味が出るよ」とアドバイスされた。そんな言葉に「望海さんは本当にステキで…私は役を知るより、自分を知ることの方が難しかったです」と振り返った。

 吉村の妻・しづと、京都の豪商の娘・みよを演じた彩(いろどり)みちるは、新人公演最年長の研7で、これが3度目のヒロインとあって「舞台袖で、みんなのことを母のように見守っていました」と笑顔。トップ娘役の真彩希帆からは、新人公演前に手紙をもらった。「『みちるの芝居が好きだよ』って。おかげで心強かったです」と明かした。

 東京公演は8月8日。

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