香取慎吾 人生の大勝負は「まだしたことない」
タレントの香取慎吾(42)が19日、大阪市内で主演映画「凪待ち」(28日公開)の完成披露試写会で白石平彌監督(44)と舞台あいさつに登壇した。
ギャンブル狂のろくでなし(香取)が人生の再生を目指すヒューマンサスペンス。容赦ない絶望を描いた作品に「うまくいかず下を向いてダメになっているときって、優しい言葉に『わかってる、だまってろよ』って言いたくなる」と香取。「だけどそれはその言葉にちゃんと返したいから踏ん張るんだけど、それでも歯車がうまくいかないときとかの悲しさは、共感できるときはあります」と言葉を選んだ。
ギャンブル狂の役にちなんで、人生の大勝負について問われると「いままで、まだしたことない」とニヤリ。「こんなにいろんなことがあって、芸能活動も30年以上なのに」と自虐的に振り返った。それでも「だけどまだ勝負はしていない。いつか大きな勝負をしたい」と宣言すると、客席からは大きな拍手が巻き起こっていた。