野口健氏「日本の“遺憾砲”にどれだけ威力があるのか」…ロシアの領空侵犯で岩屋防衛相発言をチクリ

 アルピニストの野口健氏(45)が21日、ツイッターを更新。岩屋毅防衛相がこの日の会見で、ロシアの爆撃機が南大東島(沖縄県)と八丈島(東京都)の付近で領空侵犯したことに関して「はなはだ遺憾」と発言したことに違和感を示し、「日本の“遺憾砲”にどれだけ威力があるのか」と疑問を呈した。

 野口氏は「『はなはだ遺憾』この言葉に意味があるのかしら」と切り出し、「フィリピンの大統領は中国に対し意図的なら断交といい、カナダに対し今すぐ廃棄物を持ち帰らねば戦争するといい。その表現が正しいか別とし毅然とした明確な意思表示」と、フィリピン・ドゥテルテ大統領の強硬な姿勢を引用しながら持論を展開。「それに比べ『はなはだ遺憾』では相手に伝わらんだろうに…と素人には感じてしまう…」と、岩屋防衛相の対応にクギを刺した。

 さらに、野口氏は「彼らは民間機(大韓航空)だろうが、領空侵犯したと判断したら撃墜する。果たして日本の遺憾砲にはどれだけ威力があるのだろうか…」とツイートを連投。ロシアに対して“弱腰”と受け止められかねない日本側の姿勢に“遺憾砲”という表現で皮肉を込め、国際社会における日本の在り方に問題提起した。

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