ネモ アミューズ株主総会で「社会人になってもゲームを」
サザンオールスターズや福山雅治(50)らが所属する大手芸能事務所・アミューズの株主総会が23日、東京・両国国技館で開かれた。閉会後のイベントでは、対戦型格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズのプロゲーマー・ネモ選手(34)による「ストリートファイター5 アーケードエディション」の試合デモンストレーションが行われた。
ネモは同社のeスポーツプロジェクトの社員と対戦。キャラクター「ユリアン」を選び、「リュウ」を選んだ社員を相手に、3ラウンドをストレートで、ねじ伏せ圧勝した。ゲームを終え、「両国国技館でのプレーは、もうないだろうなというくらいなので貴重な体験をさせていただいた」と相撲の聖地での対戦を楽しんでいた。
ゲームは小学校から始め、大会には高校生からでるようになったといい、「芸能関係に疎いので、アミューズを知らなかった」と苦笑い。「いつまでゲームをやってんだ」と言っていた親はサザンらが所属する事務所の仲間になったことを喜んでくれたそうで、「ようやく説得力ある材料ができた」と笑った。
普段は「スクウェア・エニックス」の社員として働きながら、週末に世界大会で活躍している。年間で20回ほどは海外にいくというネモは、「いい時代になったなと思います。ゲームで食べていけるのは考えられなかった世界。趣味で続けて良かった」とeスポーツの盛り上がりに感謝。プロとして戦い続けるには、「勝てない時期も出て、『つまんない』と思うときがきてしまう。あきらめずに続けるモチベーションをどう保つかが大事ですね」と伝えた。
最後は今後の夢として、「社会人になったらゲームをやめなきゃいけない風潮が日本にある。『社会人になってもゲームを続けていいんだよ』と風潮を変えていきたい」と願っていた。
ほかに、FLOW、エドガー・サリヴァンによるライブパフォーマンスで約2000人に熱気を届けていた。