ABCの新人・増田紗織アナ 異例の冠番組デビュー 同局史上初
今年4月にABCテレビに入社した増田紗織アナウンサー(22)が、24日スタートの新番組「サリーの6(ロック)おん!」異例の冠番組デビューすることが23日、分かった。26日にABCラジオで初鳴きと呼ばれるニュース読みのデビューを果たすが、新人アナが初鳴きを前に、放送で本格デビューするのは同局史上初。自身のニックネーム“サリー”が番組名につく大抜擢に「本当に光栄なことです」と背筋を伸ばした。
ABCテレビの見どころを紹介する約6分間のPR番組で、月曜から木曜の深夜0時29分からの放送。月曜のみ2回放送で、午後11時15分からも7分間放送される。
増田アナは東京都出身。幼少期の約5年間をニューヨークで過ごし、英語が堪能。初の関西移住も「関西弁のリスニングも耳になじんで来たというか、だいぶ慣れました。ごはんがおいしくて、こっちでもやっていけるなと思った」と早くも大阪になじんでいる。
先生役としてアナウンスを指導した入社21年目の加藤明子アナ(43)は「見た目とは裏腹なタフなメンタルの持ち主。度胸があって芯が強く、気も強い。大事なアナウンサーの要素を持っている」と増田アナを評した。
ゴルフが特技で、ベストスコアは89。片手でパターが決められるという。中高6年間と慶大ではダンスに打ち込み、舞台慣れしているのか「緊張しないタイプ」と胸を張る。ABCテレビの最終面接を前に3日間だけアナウンス学校に通い、難関をくぐり抜けた強運の持ち主だ。
同局の高校野球予選情報番組「速報!甲子園の道」および高校野球中継のリポーターとしても出演予定で「倒れないよう最後まで乗り切りたい」と意気込んだ。26日の初鳴き前には情報番組「おはよう朝日です」(前6・45)と、ABCラジオ「おはようパーソナリティ道上洋三です」(前6・30)にも出演する。