3+1人でKANA-BOON サポートメンバー加えて飯田活動休止後初ライブ
4人組ロックバンド・KANA-BOONが23日、都内で行われたシナリオアートとの対バンライブに出演し、ベースの飯田(めしだ)祐馬(28)が失踪騒動を起こし、活動を休止して以来、初めてステージに立った。
サポートベーシストとして、8年来の付き合いとなるシナリオのリーダー、ヤマシタタカヒサを加え、ボーカルの谷口鮪(まぐろ=29)は「本当に心配おかけしました。今日は全力でこの4人でぶち抜きたいと思いますので、よろしくお願いします」と謝罪。騒動を吹き飛ばすように個性的な長髪を振り乱し、新曲「まっさら」など9曲を熱唱した。
最後の1曲を前に、谷口は改めて「なるべくプラスに考えようと思ってます。飯田が休んでるから心配してくれてることもあると思いますけど、今できることを残りのメンバーでやっていこうと思いますので、これからもどうかよろしくお願いします」と語った。何度も頭を下げると、650人の観客から大きな拍手が起こった。
飯田は今月5日から音信不通となり、家族らが警察に捜索願を出していたことが13日に発覚。公演を中止するなど大きな騒動となる中、15日深夜に自宅に戻った。
KANA-BOONは19日に公式サイトで、飯田について「精神的な病気」と公表。音信不通になった理由を「音楽活動の中での、個人的な不安やプレッシャー」と説明していた。