「闇営業」の違約金5億円か 人気芸人13人が一斉謹慎でTV各局が大混乱
吉本興業とワタナベエンターテインメントの芸人13人が、2014年に大規模詐欺グループの忘年会に出席。金銭の授受が明らかになった24日、両事務所から無期限謹慎処分を下された。いずれも人気芸人がテレビから消える事態に、各局は多くの出演番組を差し替える事態となり、対応に追われた。
売れっ子芸人13人が一斉にテレビから消える事態に、各局は大パニックとなった。宮迫を中心にレギュラー番組も多く、違約金は5億円とも見られている。
テレビ朝日は雨上がり決死隊の宮迫博之(49)がMCを務める「アメトーーク!」とロンドンブーツ1号2号田村亮(47)が出演する「ロンドンハーツ」について「当該出演者に関しましては、今後の出演を見合わせることに致します」と公表。収録済みの番組については「対応を慎重に検討しております」とした。
宮迫が不定期で司会を務める日本テレビ系「行列のできる法律相談所」は7月7、14日放送分を収録済みだったが、同局は「出演部分に関して、可能な限り配慮して放送いたします」と発表。レギュラーを務めるTBSの「炎の体育会TV」とフジテレビの「世界の何だコレ!?ミステリー」は、出演箇所をカットする。MBSラジオ「アッパレやってまーす!」では、同番組の公式サイトからは宮迫の写真が消え、代役に吉田照美(68)を立てて放送することを明らかにした。宮迫は、レギュラー番組を多数抱えるだけに、代償も大きい。
NHK広報部は、ロンブー・亮がレギュラーだったBS1の「ラン×スマ 街の風になれ」について「検討中」と回答。亮が出演していた26日放送回は別番組に差し替えが決まった。同じく関テレ「おかべろ」も番組を差し替える。
レイザーラモンHGは27日放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」に出演予定だったが、同局は「対応を協議中」とした。
この日、放送されたフジテレビ系「ネプリーグ」には、ガリットチュウの福島が出演しており、編集が間に合わないため、収録日をテロップで説明して、対応した。