澤村國矢「超歌舞伎」リミテットVer.で、初音ミクとコンビ!
歌舞伎俳優の澤村國矢(41)が24日、京都・南座「八月南座超歌舞伎」(8月2~26日)の会見を同劇場で行った。ボーカロイドキャラクターの初音ミクがヒロインを演じていることで話題の同公演。「義経千本桜」とミクの代表曲「千本桜」の世界観を融合させた新作歌舞伎。2016年に「ニコニコ超会議」(幕張メッセ)で初演されて以来、毎年上演されてきた。
今回「今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)」の主人公・佐藤忠信を中村獅童(46)、リミテッドバージョンでは國矢が演じる。「ミクさんと歌舞伎のダイナミックさと、歌舞伎ファンの枠だけでなく、いろんな人に見ていただきたい」と意気込む。
歌舞伎の家柄ではない子役出身。今回も大立ち回りがあるが「いつもは大はしごの周りにいるんですが、いつか上で見得を切ってみたいと思っていました」と笑顔を見せる。「脇をやってきた人間として、希望を背負う機会をいただけありがたい。だけどこれがみんなの希望となるのか、希望じゃなくなるのか…成功させないと」と自身の可能性に自信を見せていた。