墓地にファン400人が集結 マイケル・ジャクソンさん没後10年
2009年6月に50歳で急逝した米歌手マイケル・ジャクソンさんの没後10年の命日を迎えた25日、ロサンゼルス近郊グレンデールの墓地に世界各国からファン約400人が集まった。マイケルさんのTシャツやステージ衣装に身を包んだファンは、亡くなった時刻に合わせて黙とう。「ヒール・ザ・ワールド」など代表曲を歌いながら涙を浮かべた。
ハリウッドでも追悼イベントが行われ、世界各地からファンが集結。代表曲を合唱したり踊ったりした。
マイケルさんを巡っては、今年、子供への性的虐待を告発するドキュメンタリー「ネバーランドにさよなら」が公開された。性被害を訴える「#MeToo」運動の影響もあり、生前の虐待疑惑に再び注目が集まる「複雑な記念日」(米メディア)となった。ファンらは「マイケルは無実」とシュプレヒコールを繰り返した。
同作を巡っては、遺族らが証言の事実誤認を理由に「信ぴょう性がない」と一蹴。マイケルさんの遺産管理団体も製作に関わった有料テレビHBOを相手に訴えを起こした。ファンらはソーシャルメディアで、証言の誤りや問題点を挙げて反論している。