西川貴教&柿澤勇人 日本初上陸ミュージカル「スクール・オブ・ロック」W主演
歌手の西川貴教(48)と俳優の柿澤勇人(31)がミュージカル「スクール・オブ・ロック」(2020年8月下旬~9月下旬、東京・豊島区立芸術文化劇場)で主演することが26日、分かった。ダブルキャストで主人公・デューイを演じる。米ブロードウェイと英ウエストエンドの演劇二大都市で上演された話題作の日本初上演。ジャンルは違うが、高い歌唱力を誇る2人が描くロックの世界に注目が集まる。
「スクール・オブ・ロック」は、2003年公開の同名映画が原作で、「キャッツ」「オペラ座の怪人」など名作を生んだミュージカル界の巨匠アンドリュー・ロイド・ウェバー(71)が手がけた傑作。米ブロードウェイと英ウエストエンドの演劇2大都市で上演され、出演者たちの全身全霊の生演奏が話題になった。
日本での初上演となる注目の作品に挑むのは、T.M.Revolutionの西川と、過去に劇団四季で主演経験があるミュージカル界のホープ・柿澤。ジャンルは違うが、ともに歌唱力には定評のある2人だ。学校の臨時教師となって子供たちにロックの楽しさを教えていく、売れないギタリストのデューイを、それぞれのスキルを生かして演じる。進学校の校長・ロザリーは女優の濱田めぐみ(46)が演じる。
劇中ではギターを披露する場面もある。ミュージカル「ライオンキング」のシンバ役などで舞台の経験は豊富に積んできた柿澤だが、ギターは初挑戦。すでにレッスンを始めているが「左指先の豆が徐々に育ち、街のフェンスがギターのフレットに見えてくるほどプレッシャーを感じています」とステージでの生演奏披露に早くも緊張感が高まっている。
一方の西川は、ミュージシャンだけにギターはお手のもの。3年前には米・ニューヨークで同作を鑑賞しており「プレッシャーはありますが、エネルギッシュに演じられればと思います」と、柿澤とは対照的に堂々と構えている。
タイプの違う2人の“ギタリスト先生”の授業に期待は高まっている。