落語家団体は5団体、東京だけで4団体
落語家の春風亭昇太(59)が27日、都内で行われた公益社団法人落語芸術協会(芸協)の総会・理事会で6代目会長に選出された。任期は2年。同協会は昨年7月に桂歌丸さんが亡くなってから会長は空席だった。
現在国内には5つの落語家団体があり、上方落語協会を除く4つは東京にある。
昇太が会長に就任した「落語芸術協会」は略称「芸協」。1972年に設立され、桂米丸、ヨネスケ、笑福亭鶴光、講談師の神田松之丞らが所属している。
「落語協会」は戦前からあった団体の流れをくみ、46年に設立された。現在は柳亭市馬が会長を務め、林家こん平、林家正蔵、春風亭小朝らが会員。「笑点」メンバーでは林家木久扇、林家三平、林家たい平らが所属している。
「五代目圓楽一門会」では、やはり「笑点」メンバーの三遊亭好楽が会長。六代目三遊亭圓楽は客員として「芸協」にも加入している。
さらに立川談志が家元となって設立した「落語立川流」がある。