高島忠夫さん逝く 政宏「最後は眠るように…」 政伸「フリオの歌声に包まれて」
映画やテレビで幅広く活躍した俳優の高島忠夫(たかしま・ただお、本名高嶋忠夫)さんが26日午後1時1分、老衰のため東京都内の自宅で死去した。88歳。妻で女優の寿美花代(すみ・はなよ=87)の意向もあり、27日に自宅で密葬を行った。2人はおしどり夫婦として知られており、最期も寿美が自宅でみとった。お別れ会などは予定していない。息子の高嶋政宏(53)、高嶋政伸(52)も含めた芸能一家“高島ファミリー”として、晩年はバラエティーでも活躍したやさしいパパが静かに去った。
高島さんは、寿美、息子の政宏、政伸とともに、芸能一家・高島ファミリーとしても活躍した。一家の“大黒柱”を失った政宏、政伸は所属事務所を通じ、書面でコメントを発表した。
高嶋政宏「病院からの、あと5分後にご家族集まって下さい!のエマージェンシーコールが頻繁にあるようになったのが2年前。その度に全身が総毛立つような感じにはなりましたが、ここ数カ月、寝たきりの状態が多くなり、呼吸も弱まり、母いわく最後は眠るように旅立っていったのが、せめてもの救いです。マスコミ、そして父のファンであった皆様、報告が遅くなりましたことをお許し下さい。ありがとうございました」
高嶋政伸「父は、最後まで明るくよく通る声で笑ったり話したりしながら、大好きだったフリオの歌声に包まれて本当に穏やかに旅立ちました。このような穏やかな最期を迎えられましたのも、長きにわたり父、高島忠夫を応援して下さった皆様のおかげだと思います。心より感謝を申し上げます」