NHK出演の田代まさし氏「薬がやめられないと言える地域社会が僕らには必要」
「薬物依存症」をテーマにしたNHK・Eテレのバラエティー「バリバラ」(7月4、11日、後8・00)に出演することが発表された元タレントの田代まさし氏(62)が28日、ツイッターを更新。報道の反響について「今度僕がNHKのEテレに出ることが取り上げられているので、たくさんの方々から激励の言葉をいただいています!」などと感謝した。
過去に3度、覚せい剤取締法違反で逮捕され、薬物をやめられず苦しんだ田代氏は“マーシー先生”として実体験を赤裸々に語る番組について「『バリバラ』は依存症についてお勉強します!薬がやめられないと正直言える地域社会が僕らには必要なのです!」と思いをつづった。
田代氏のツイッターには「マーシー応援してるよ!」「田代にしか出来ないことがあるんや!薬の怖さを皆んなに教えてくれ!」などの言葉のほか、「後ろを振り向くと誘惑だらけだから、前を向いてくださいね」という声も。失敗を繰り返した田代氏に対し、今後も注意を呼びかけた。
「バリバラ」では有名人が逮捕をされるたびに起こるバッシングについて、田代氏が実際に報じられた立場として、日常生活を送るのが困難なほど追い詰められたという当時を振り返る。田代氏の経験から薬物問題の取り上げ方や、回復を目指す人たちにどんなサポートが必要なのか、専門家も交えて考える。
収録を終えた田代氏は「正直に今回は自分の思いを話したつもりなので、依存症のことを知らない人とか、いま悩んでいる人とかいろいろな人に届いたらいいな」とし、「ここまで元気になって話せるようになった僕ですが、あしたはどうなるか分かりません。これからも一日一日を積み重ねて、依存症から回復している姿を見せていきたいです」とコメントを寄せていた。